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2007年の観劇を振り返る
 確か去年に「今年は自制心を持ち、観劇を控える」みたいなことを誓ったような気がしたのですが、気のせいだったみたいですね!
 というわけで、観劇した演目と回数など集計してみました。
 舞台ではないですが、音楽系も入れてあります。

◆劇団四季:37回
『オペラ座の怪人』×7
『コンタクト』×1
『CATS』×8
『ユタと不思議な仲間たち』×1
『オンディーヌ』×1
『WICKED』×2
『エクウス(馬)』×1
『ライオンキング』×1
『ウェストサイド物語』×1
『ジーザス・クライスト=スーパースター/ジャポネスク・バージョン』×5
『ジーザス・クライスト=スーパースター/エルサレム・バージョン』×9

◆東宝、ホリプロ系:23回
『スウィーニー・トッド』×1
『ジキル&ハイド』×5
『マリー・アントワネット』×3
『レ・ミゼラブル』×8
『宝塚BOYS』×1
『ヴェニスの商人』×1
『ウーマン・イン・ホワイト』×1
『モーツァルト!』×3

◆その他:12回
『朧の森に棲む鬼』×1
『タイタニック』×1
『ひばり』×1
『BKLYN(ブルックリン)』×1
『ELISABETH(エリザベート)』大阪完全引越公演版×2
『ELISABETH(エリザベート)』東京オリジナル演出版×3
『ドラクル GOD FEARING DRACUL』×1
『ロマンス』×1
『テイクフライト』×1

◆音楽系:5回
『ELISABETH 来日記念コンサート』×1
『PHONON 2550』(平沢 進)×1
『トリスタンとイゾルデ』(ベルリン国立歌劇場)×1
『マテ・カマラス×姿月あさと×武田真治 SUPER LIVE』×1
「マリス・ヤンソンス指揮:バイエルン放送交響楽団」11/19×1


 …というわけでした。演目のバリエーションが豊富になったから数が増えたように感じただけかな? という錯覚を覚え始めましたがどうだろう。
 ……計算。
 えー、計33演目77回でした!
 …ああ、やっぱり増えていた。ちなみに去年は18演目73回。特定演目にリピートしまくりであの回数だったから、今年の方が健全な観劇状況ではありますね(笑)。
 個人的にはJCSエルサが2桁いかなかったのがホッとするやら意外やらでした。ジャポと合わせればまあアレな回数なわけですが。


 引き続きましては、毎年やっている自分的ランキング2007。
 ベスト3公演と、印象深い演目などを挙げてみようかなと思います。

 順位付けるのもかなり難しいのですが、今回の採点基準は「舞台としての完成度」「観た本人の満足度」の両立という感じです。そして多分後者の方が比重が高いと思われます。でもなるべく冷静に考えてはいるつもり…です。

▼1位/『ジーザス・クライスト=スーパースター/エルサレム・バージョン』劇団四季 12/8ソワレ(京都千秋楽)
 やっぱりこれですねえ。舞台芸術としてパーフェクトだったかはわたしにはわからないです。ただ、本当に凄かった。自分の意識が希薄になるくらいのめり込んできました。自分のアンテナフル稼働、チャンネル全開って感じ。目や耳だけでなく、まさに肌身全身で受け止めていたというか。そうするに能うというか、そうしなければ勿体無いくらいの公演でした。

 冷静なことを言いますと、やっぱりJCSは作品そのものの力が凄いですね。そこに役者の情熱・パワーが加わると、よほどのトンデモ演出でもない限り、もれなく感動できると思います。ALWの凄さを再認識した年だったなあ。

 話は戻りまして、この回は特に「最後の晩餐」〜「スーパースター」まで切れ目無く駆け上がる熱気に魂が震えて堪らなかったです。特に柳瀬ジーザスの「ゲッセマネの園」、スンラユダの「スーパースター」は半端じゃなくて、もう未だにあの感動は言葉で言い表すことができないです。いやもうほんと、何て言えばいいのだろうかあれは…。
 とにかく、観られてよかった、その一言に尽きる幸せな公演でした。一生ものの思い出です。

 あと、JCSは今期大満足して来たので、他の回も全てこの1位に吸収してしまいます。ちょっと甘いとは思いますが、演目そのものに1位をつけるということで。


▼2位/『ELISABETH(エリザベート)』ウィーン劇場協会来日公演・東京オリジナル演出版 5/20マチネ(大千秋楽)
 大楽2連発ですが、2演目共に本当に感激したものでして。
 演出ならやはり大阪で実現したクプファー版が好きなのですが(一部再現不可能で残念でしたが)、東京のオリジナル版も全っ然!良かったです。「コンサート・バージョン」として販売したのは興行元最大の失策でしたね。全然コンサートじゃなくて普通の公演で、カンパニーの纏まりも東京公演の方が段違いに良かったです。チケット余ってたのは余りにも勿体無かった…。ソワレ開演時間と共に、もうちょっとよく考えて頂きたかった。

 それはともかくとして、この公演も素晴らしかったなあ〜。まさしく「奇跡の来日公演」だったと思います。とにかく、登板が1000回オーバーというMayaシシィが素晴らしかった!!
 JCSでも感じたことですが、「主役」という中心軸が揺るぎないと演目の仕上がりが根底から大違いですね。
 カンパニー全体の完成度も素晴らしかったですが、この日のMayaさんの「ICH GEHÖR NUR MIR」、一生忘れません。


▼3位/『ひばり』Bunkamura 2/14ソワレ
 前半ランキングでは1位をつけたのですが、思い返してジワジワ来た来日エリザを2位にしました。ランクを下げたとはいえ、はっきり言ってここに挙げた3つ共、甲乙付け難いほど満足してきています。なんだろう、やっぱり最後に残るのは萌えなのかー?(笑) いやどっちかというと「燃えた」なんですけれど。
 …そうだなあ、やっぱり思い入れ順になっているかもしれません。まあ所詮個人の気持ち的なランキングなので、ハイ。

 それは置いておくとして(こればっかり)、素晴らしかったです。
 蜷川さんの舞台にしては地味だという感想をよく見かけたのですが、あの戯曲に何とも忠実に且つ美しく仕上げた演出だなあと個人的には感じました。あのレトリックに優れた台本に余計な肉付けは不要、台詞の一つ一つを最大限大事にした結果、シンプルな見せ方になったのではないかなあ。
 そう思えるくらい、この作品は戯曲の完成度が尋常ではないです。凄過ぎる。
 そしてあの膨大な台詞を一度も噛むことも無く見事に紡ぎ出し、少年めいたジャンヌ・ラ・ピュセルを務め上げた松さん!! 素晴らしかったです。
 「それがジャンヌ、それだけがジャンヌ!」
 クライマックスからラストの照明が消えるまで、トリハダたちっぱなしでした。最後泣いてたかも。
 作品自体が好きだけれど、しばらくはこの思い出を消せないなあ…。他のカンパニーで上演されても、観られないかも。それくらい松ジャンヌ、素晴らしかった。

 あと、壌さんの異端審問官さまのこの世のものとは思えぬ美声に悶絶してきたという点でも思い出深いです(笑)。現時点ではわたしにとって世界で一番の美声だったかもしれないなー。狂言の世界の方はやっぱり美声ねと母から教えられたのですが、いやほんとですな。


 語り出すと終わらないので無理矢理ここで切ります。
 後はベスト3では無いものの、非常に印象深かった公演を挙げておきます。ちなみに順不同。

◆『エクウス(馬)』
 これも公演がどうのというよりは作品自体に唸らされたもの。題材的に苦手な人は苦手かもしれませんが。再演があれば絶対行きます。
 戯曲にかなり細かく演出指示が入っているらしいですが(戯曲見たこと無いのでどの程度かは知りませんが)、つまり観客側の心理状態までもが演出として戯曲に組み込まれているという、恐ろしい作品ですね〜。シェーファー、凄い作家です。

 全裸シーンがあるので躊躇う人が多いかと思いますが、それよりはダイサートがアランの心理防壁を取り除いて深層心理を覗き込む過程の方がよほどエロイというか、ぞっとしました、個人的には。深層心理を覗き込まれるなんて絶対にイヤダ…。怖いです。
 そうだ、あと特筆事項は金森馨氏の美術! 「馬」の頭部も脚部も素晴らしく美しくて、役者が動く度に見入ってしまいました。ただし茶色の服はもうちっと格好良くならないのかなー?(笑)


◆『スウィーニー・トッド』』
 一部キャストを除いて歌が弱かったのが残念でしたが、亜門さんの演出も作品世界を見事に構築していて超好印象。そしてこれまた作品自体が面白いですね。メインは同じキャストで再演してほしいなあ。チケット売れてたので、期待しているのですが。バートン&デップの黄金タッグでの映画もついに公開されますから、話題性も十分だと思うのだけれど。
 願わくは、歌凄過ぎのジキハイカンパニー並みの層の厚さでコーラスを聴かせて欲しい。ソンドハイム御大の曲が素晴らしいので。悲願。


◆『ジキル&ハイド』(東京公演)
 鹿賀さんのファイナル公演、初日でハイドが「ALIVE」を歌い出したときの戦慄が忘れられません。あれは本当に凄かった! マルシアルーシーの「あんなひとが」も泣いたな〜〜!


◆『宝塚BOYS』
 小品ながら佳作でした。観られて良かったなあ。
 ちなみにこの時ルテ銀のボックス席に初めて座ったのですが、ありゃ寛げていいわー(笑)。ただし自分のボックス側の舞台の壁際はじぇんじぇん見えないですけどね!


◆『モーツァルト!』
 JCSにかまけていたら中川ヴォルフを取れなくて痛恨…。しかし井上ヴォルフが素晴らしくって、大っ満足!! 優アマデとのコンビはアンカレ思い出して懐かしかった! あの時もカテコで井上アレクシスが優セリョージャ抱っこしてハケてて、カレーニン夫妻がアワアワしてたのが面白かったなあ。
 アンカレのセリョージャは二人とも大活躍してますね〜。卓実シンバも優アマデもほんっと巧いので、今年はマジで驚かされました。


◆『朧の森に棲む鬼』
 もっと良い席で観たかった(涙)。大トリで滝に打たれる染様のマイクが一瞬死んで台詞がぶっ飛んだのが心残りだったのですが(汗)、ゲキシネでようやく補完。DVDもちゃんと予約しました! やっぱり新感線は凄い。そしてひそかに古田さんと秋山さんにメロメロになってきたのであった。


◆『ロマンス』
 これは役者の豪華度なら断トツで今年のトップだったなあ…。井上くんがぺーぺーに見えるという恐ろしいカンパニーでしたからね(笑)。いやまあ本当に彼は若手ではあるのでしょうけれど。
 戯曲は名作ではないけれど佳作だったし、とにかく名優たちの演技にどっぷり浸れて、大満足の公演でした。大笑いして、最後はポロポロ泣いて来ました。もう一度観たい。


◆『PHONON 2550』平沢 進
 念願のヒラサワのノンインタラ! ライブで彼の音を聴けただけで大興奮。ほんと凄い人だ。しかし初日も行けば良かったと大後悔してます…。


◆『トリスタンとイゾルデ』ベルリン国立歌劇場
 初のオペラの実演でこれは、大当たりだったと思います。嬉しかった。マイアーにパペをライブで聴けただけでも大感動なのに、演出良し、歌手の布陣良し、指揮良し、オケ良し! クラオタ的にはどうなのか知りませんが、ぬるいファンからすれば大満足の公演でした。


◆『マテ・カマラス×姿月あさと×武田真治 SUPER LIVE』
 これはとにかく楽しかったなー! 良い意味で期待を盛大に裏切る素晴らしいライブでした。初めて聴いた姿月さんの「闇が広がる」の凄さにはぶっ飛びました。マテルドルフにもある意味ぶっ飛びましたが(笑)。


◆マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送交響楽団(11/19)
 ヤンソンスはカラヤン系だよとは聞いていたけれど、大納得。事前にそう聞いてなくてもカラヤン系統だなーと思ったろうと思う。彼が振ったウィーン・フィルのNYCがここ数年では一番好きだったけれど、また近いうち振らないのかなあ。NYCにうってつけの人だと思う。
 あとオケも良かった!…んだけど、次は是非とも正面で聴きたいです!(号泣)

 わたしはクラシック系はドイツとフランスが好きみたいなのだけど、いかんせん実演の経験が雀の涙…。もっとたくさん聴きに行きたい。観劇もだけど、一度行っちゃうと駄目ですね。次から次へと行きたくなってしまう。貧乏人としては非常に悩ましいです。


 ううむ、長くなってしまいましたが今年の総括でした。
 来年も良い舞台と出会えますように! ということで締めておきます。
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